
※2014年の平得種子取祭は2014年1月12日予定です。
場所:大阿母御嶽
種子取祭と言えば、竹富島が有名ですが、石垣島の平得部落でも種子取祭があるんですよ。
平得の種子取祭は、稲の種子をまき、それが豊かに実るようにと、今年の五穀豊穣と、部落住民の無病息災を祈願する伝統行事。
平得村は昔は「ぴさい村」と言われており、「ぴさい村の種子取祭」とも言われています。
初めに、五穀の種子を持ち帰り上陸した場所とされる多田浜(ビーチ)にある「多田浜(ただはま)御嶽」で、ユーニガイ(世願い)の儀式が行われます。
八重山最高神職の「大阿母」を務めた多田ブナリが、首里への上国の際に遭難してしまいベトナムに漂流。そのベトナムから戻る際に、穀物の種子をもって上陸した場所が多田浜(ビーチ)と言われています。
持ち帰った五穀の趣旨を広めたのがこの種子取祭の由来とされています。
多田浜(ただはま)御嶽での儀式が終わった後は、平得弥勒節にのって平得部落の中心御嶽「大阿母御嶽」へ移動します。
「大阿母(おおあも)御嶽」では、伝統芸能や旗頭、カタバル馬などが奉納されます。
種子取祭に参加する村の住民は、ハマカザ(クロイワザサ)で造った草の冠を付けて祭りに参加します。

まずは老人クラブによる木遣り(ヨイシンヨイシン)。豊作の荷車を引っ張って登場します。

荷車にはたくさんの作物が乗っています。


次に平得種子取節。 ヤマススキをもって婦人会が奉納します。
その後にもマミドーマーなどの伝統芸能や平得小学校のマーチングバンド、余興など奉納されます。
そして平得種子取祭の最後を飾るのが復活した「カタパル馬」。(潟原馬)
この「カタバル馬」は、平得の種子取祭でしか見れない儀式です。


美しい姿勢で健脚を競う「カタバル馬」。
狭い道路をさっそうと駆け抜ける。中には小学生の小さい子も馬にまたがり登場します。
住宅街を馬が走る姿は、今ではみれない風景ですね。
平得部落(旧ぴさい村)の伝統行事「平得種子取祭」の紹介でした。
今年の五穀豊穣と皆さんの無病息災を願って!!
平得種子取祭がおこなわれる大阿母御嶽の場所はこちら ↓ ↓
>「平得種子取祭」がおこなわれる場所の地図
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