旧暦の8月13日「十三夜」の日に美しい月夜の下でおこなわれる石垣島とぅばらーま大会。
昭和22年から毎年旧暦の8月13夜の名月とともに、島唄を誇りに思い後世に唄い継ごうと開催されてきた石垣島の歴史ある文化イベントです。
大会には歌唱力を競う「歌唱の部」と、とぅばらーまのメロディーに合わせて作詞する「作詞の部」とがあり、唄・作詞などすべて方言で行われます。
月夜の下に響く三線の音と唄者の美しい歌声。島のやさしい時間を感じられるひと時です。
島の伝統を唄い継ぐ大会「とぅばらーま大会」。
美しい旋律、情景がよぎる豊かな歌詞、石垣島を代表する民謡「とぅばらーま」は、八重山の名曲として無形文化遺産にも指定されていますよ。
「とぅばらーま」の意味は、諸説いろいろあるようですが
高貴な方や、尊敬する男性を表す「殿原」(トノバラ)が「ノ」が抜けていつしか「トゥバラ」となり、愛称語のマがついて「トゥバラマ」という説。
(その「とぅばらま」の意味は、愛しい殿方、愛らしい貴方などに近い意味だそうです。)
他にも、与那国島の逢(あ)う意味の「とぅばる」が語源という説などがあるようです。
ちなみに、「トゥバラーマ」はもともと作業労働歌だったといわれています。
それがいつしか男女の恋をうたう唄に変化していったそうですよ。
代表的な「とぅばらーま」と言えば付き「ツゥ〜キヌカイシャ〜」ではじまるこれ!
月ヌ美(かい)しゃ や 十三日(とぅかみぃか)
[月が最も美しいのは十三夜]
女童(みやらび)美しゃ 十七(とぅなな)つぃ
[乙女が最も美しいのは一七歳]
美しい月の下で聞く唄者の「とぅばらーま」の歌は心地よいひとときを与えてくれます。
「とぅばらーまの日」には、島唄をみんなで楽しみましょう〜。
2017年の「とぅばらーま大会」開催予定・日程はこちら
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「とぅばらーま大会2017」
開催日時:平成29年10月2日(月) 午後6時50分開演
開催場所(会場):新栄公園 ※雨天の場合は市民会館大ホール
>新栄公園の場所・詳細はこちら
ちなみにとぅばらーま大会の前日に行われていた仲道のアコウの木でおこなわれる「なかどぅ道ぬとぅばらーま大会」は、2010年から旧暦の9月13日に行われるようになっていましたが、2013年から再びとぅばらーま大会前日の開催に変更になっています。こちらもオススメです。
「とぅばらーま大会」の詳細や応募方法、過去の受賞者など詳しくは石垣市民会館サイトに載ってます。
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≫「とぅばらーま大会 開催要項」詳細



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