石垣島の風習: 石垣島なんでも図鑑

旧盆にさとうきびをお供えするわけ!

【旧盆にさとうきびをお供えするわけ!」

お供えのさとうきび

石垣島のお盆は旧暦で行われます。
先祖の霊を供養しながら、親戚一同があつまってみんなで楽しむ旧盆。
(詳しくは≫石垣島のお盆(旧盆)

旧盆近くになると、スーパーにはお供え用としていろいろな物が販売されていますが、
これお供え物?と思うようなものも。
そんなひとつ「さとうきび」。

さとうきびは、昔は普通に売られていて、よくかじってたりもしたものです。
(食べるというよりは、かじってさとうきび汁を味わうって感じです。)
最近では、旧盆時期以外ではほとんど売っているのを見たことがないさとうきび。
(たまにお土産品や空港で売っているのを見かけますが・・)

さてこのお供え物としてのサトウキビ、まさかあの世でもサトウキビをかじってもらうため?
いえいえ、さとうきびのお供え物は、杖としてのお供えなんです。

あの世(グソー)から帰ってくるときに、転ばぬように杖がわりにつかって無事に帰ってきてくださいと、長いサトウキビをお供えします。
しかも、この世にに帰ってくるとき用とあの世に戻るとき用の2本!
心優しいウチナンチュ〜ですね。

ちなみに小さく切られて売られているさとうきびは「箸」のかわりとも言われてます。
(じいちゃんから聞いた話なので、間違っているかもしれません・・)

折れないような上等さとうきびを1本選んでご先祖様にお供え〜。
今年も無事に帰ってきてよご先祖様〜。







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石敢當(いしがんとう)の謎。はたして効き目は・・。

【石垣島の風習-石敢當(いしがんとう)-】

isigantou.jpg

石垣島にはいたるところに「石敢當」(いしがんとう)という文字が入った石などがある。
これは、魔除けの石である。

主においてある場所はT字路の突き当りや三叉路の角です。

この石敢當を置く理由は、魔除けである。
マジムン(悪霊・魔物)は曲がるのが苦手で、まっすぐ進むクセがある。
そのため、マジムンはT字路などで曲がらずに、そのまま突き当りにある家にまっすぐ入ってきてしまうと言われています。
突き当りの家などは、マジムンが入ってこないように「石敢當」と書かれた石柱を置き、マジムンの侵入を止めるというわけです。

もともとは中国の風習で、沖縄へは15世紀ごろに伝わったとされます。
石敢當の由来は諸説あり、中国の武将:石将軍の勇猛さに由来していると言われていたり。
石の持つ呪力になどに由来するなどとも言われているそうです。

この石敢當、沖縄ではお土産品としてグッツとしても売られているから、さぞ沖縄だけのものかと思いきや、全国各地にみられるそうですよ。
ただ沖縄には、他県よりもこの石敢當が多く見られるそうです。

ちなみに私の父曰く、T字路突き当りが民家だったら、石敢當が無ければマジムンの影響を受けて悪い事が起こるが、そこがお店などで商売をやっていた場合、逆に石敢當が無い方が栄えるというのだ。
あとT字路の右側にある店は栄えるとか・・、いろいろ昔は言い伝えがあったみたいです。

ちなみに私が以前働いていた場所はT字路の突き当りにお店があり、その場所に入る店舗は、大きい店に出世していくみたいなジンクスがあって、縁起がいい場所だとも言われていました。

そこにはもともとは石敢當がありませんでしたが、
社長がこの場所に店舗を出すとき、T字路だからと石敢當を付けました。

お店はあまり流行りませんでした。

たまたま私が親から聞いた石敢當の話を社長にしました。
「T字路の突き当りがお店の時は、石敢當が無い方がいいみたいですよ」と。

社長はすぐに自分で付けた石敢當を撤去。
それから商売も少しづつよくなり、さらにはめっちゃいい場所へ移転の話が舞い込みました。
より大きくたくさんの人が来る場所へ、お店は移転することになりました。
これ私の実体験です。
はてされ、これは石敢當のおかげでしょうか・・・。それも偶然でしょうか・・。






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十五夜に食べる沖縄の餅「ふちゃぎ」の謎

【十五夜に食べる餅「フチャギ」-石垣島の風習-】

ふちゃぎ

旧暦の8月15日は、中秋の名月「十五夜」。
きれいな真ん丸お月様が石垣島の夜空に輝きます。

十五夜の日は、沖縄各地でいろいろな行事が行われます。
竹富島などでは十五夜祭、石垣島でも大川地区などでお月様をみながら伝統舞踊などを楽しむ「十五夜祭」などがあります。

また十五夜といえば餅ですね。
お月見をしながら餅を食べる。
これは本土でも沖縄でも同じですが、でも沖縄の餅はちょっと違います。

餅に小豆がのっているんです。 
練ったあんこ上の小豆ではなく、ゆでた小豆がそのまま餅にくっついています。

独特ですね〜。 見た目も・・・ん〜???てな感じであまり美味しそうには見えない餅。
沖縄の方言で「フチャギ」と呼ばれています。

沖縄の各家庭には火の神(ヒヌカン)がいて、十五夜の日はフチャギを火の神や仏壇に供えます。
そのあと、お月見しながらこのフチャギを食べるのが一般的な沖縄や石垣島の十五夜の過ごし方です。

なぜこんな風に作ったんだと思ってしまう「ふちゃぎ」の謎、調べたらこのような形になったのもいろいろな由来・説があるようです。

こんな由来。(要点だけを抜粋して簡単に書いてます。)

「昔、魔物に惑わされた人が墓に入れらていました。
たまたまそこを通りかかった人がいて、声を発することができない惑わされた人は、
助けてくれとの思いで通りかかった人の肩をつかみました。
通りかかった人は、いきなり肩を冷たい手でつかまれ、幽霊かと思いびっくりして走り出しました。
惑わされた人も、その拍子で墓から出ることができました。

通りかかった人は、その惑わされた人の話を聞きき、家族の元までその人を連れて行ってあげました。
惑わされた人の家では、その人がいなくなって49日を迎えていたので、とりあえず亡くなったことにして初七日をしようと餅菓子を作って準備をしていました。
そこに男が生きて帰ってきて、家族は大喜び。

初七日のためにとして作った餅に、生きて帰ってきたことを祝って赤い小豆を付けることにしました。
それがやがてフチャギといわれるようになったそうです。
今では十五夜に食べる餅として沖縄では定着していきましたとさ。」
(沖縄や石垣島では、よく魔物(マジムン)に惑わされるって言います。)

他にも餅が母親、小豆が子供として、子孫繁栄の食べ物とか、
餅は月を表し、小豆はまわりの星々を表す、
また小豆は厄除けにもなることから、餅にくっつけたなど、
いろいろと餅に小豆をくっつけた「フチャギ」の由来はあるそうです。

味の付いていないただの餅に煮ただけの塩味の小豆をくっつけた「フチャギ」。
肝心のお味は・・・。 そのまま食べると微妙ですね。 私的には罰ゲーム的な食べ物です。
魔除けとしての食べ物だから美味しさは度外視?
でも美味しいっていう人もちゃんといますよ。 好き嫌いがはっきりと分かれるお餅ですね。
私が小さい頃は、これに砂糖醤油などを付けて食べてました。
そうでもしないと子供は100%食べません・・。

最近スーパーなどで売っているフチャギはもちろん昔ながらのプレーンもあるが、
ヨモギや砂糖が入って甘くしているフチャギなどもおいてありますね。

時代に合わせて「ふちゃぎ」の形も変わっていくんでしょうね。






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